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07|実際に、どんな一歩が生まれてきたのか。

ここまで、私たちがどんなことを大切にしているのかを書いてきました。
でも、言葉だけでは伝わらないこともあると思います。

「一緒に考えます」
「一緒に歩きます」
「その人の一歩を応援します」

と言っても、
「実際には、どんなことが起きているの?」と思いますよね。

ここでは、これまで私たちが一緒に歩いてきた方たちの中から、
いくつかの「一歩」をご紹介します。

もちろん、すべてが順調に進んだわけではありません。

むしろ、

「思ったように進まなかった」
「決めたことができなかった」
「途中で方向を変えた」

そんなことも、たくさんあります。
でも、私たちはそれも含めて「前に進んだ」と考えています。

「何を売ればいいかわからない」から、最初の売上へ。

ある飲食店を営む方とは、「別の売上の柱を作っていきたい」という相談をいただき、まだ具体的なアイディアもなく売上も立っていない段階から一緒に考えていきました。

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キッチンカー事業者様の事例

何を、誰に、どう届けるのか。
一つひとつ整理しながら、実際に動いていく。

そして、伴走を始めてからわずか2週間ほどで、年間100万円を超える売上につながる仕事が決まりました。

もちろん、これは私たちだけで生み出した結果ではありません。
実際に動いたのは、その方自身です。
私たちは、一緒に考えて、整理して、必要なところで背中を押しただけ。

でも、

「何をしたらいいかわからない」という状態から、
「これをやってみよう」に変わった。

そして、それが実際の売上につながった。
私たちにとって、とても嬉しい「一歩」でした。

「やりたいこと」を、事業として形にしていく。

Web制作会社を立ち上げた方とは、
事業の方向性や計画を一緒に整理してきました。

大前提、
その会社のミッションビジョンバリューはすでに策定されていました。

しかし、実際の行動計画に反映されている度合いが薄く、
「目先の売上のためだけの」毎日の行動になっていました。

目の前の仕事だけを見るのではなく、
「これから、どんな会社にしていきたいのか」
というところからちゃんと逆算して考える。

伴走の後半では、
実際にその会社の外部COOとしてジョインさせていただき、
営業現場への同行や人材採用の面接も担当しました。

その結果、1年目の売上は当初の計画に対して150%。
年間売上1,500万円という結果につながりました。

数字として見れば、大きな成果です。
でも、私たちが嬉しかったのは、数字だけではありません。

「こういう会社にしたい」

という最初の思いが、少しずつ具体的な形になっていったこと。
それを一緒に見届けられたことです。

「もっとできるかもしれない」に気づく。

たとえば、ある事業者さんは、年間売上800万円ほどからスタートしました。

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素敵なインテリア雑貨が並ぶ
インテリアショップ

私たちは、ただ「売上を上げましょう」と言うのではなく、
日々の対話を通して、事業における意思決定の質を高めていくことを
大切にしました。

「今、何を優先するのか」
「どこに力を使うのか」
「この選択は、本当にこれからつくりたい事業につながっているのか」

そんな問いを一つひとつ一緒に整理しながら、事業の方向性を考えていきました。

その中でも特に、
既存の専門性を活かした新たな販路を広げていくこと、
そしてそこから生まれる商流を増やしていくことに取り組みました。

結果として、年間売上は800万円から3,000万円へ。
3.7倍の成長を遂げることができました。

もちろん、私たちが何か一つの施策を行ったから売上が増えた、
という話ではありません。

その方自身が考え、決め、動いた結果です。

私たちがしたのは、その意思決定のそばにいて、
「本当にやりたいことは何か」
「次に何を決めるべきか」
「そのために、今何をするのか」
を一緒に考え続けることでした。

事業を前に進めるということは、必ずしも「売上を増やすこと」だけではありません。

初めて営業に行った。
発信を始めた。
商品やサービスの価格を見直した。
やりたかったことを形にした。
逆に、「これはやらない」と決めた。
誰かに助けを求めた。

そうした一つひとつの意思決定も、私たちは大切な「一歩」だと考えています。

組織にも、「一歩」は生まれる。

私たちは、個人事業主やひとりで事業をされている方だけではなく、法人やチームに対する組織コーチングも行っています。

その中で、創業140年を超える老舗企業様に、組織コーチングを導入いただいた事例があります。

最初のきっかけは、社長ご自身へのエグゼクティブコーチングでした。

まずは社長ご自身に、コーチングを受けていただく。
そして、実際にご自身で「受けてよかった」と感じていただいた上で、

「これを、自分だけではなく組織にも取り入れてみたい」

と、組織への導入を決めてくださいました。

私たちは、いきなり組織全体に入るのではなく、まず社長ご自身に「味見」をしていただくところから始まりました。


その上で、多店舗展開されている物販事業の各店舗の店長や部長職の皆様に対して、まずは集合研修を一度実施。

その後、月に一度、一人ひとりと個別のコーチングセッションを行っています。

この取り組みを通して、少しずつ組織の動き方にも変化が生まれてきました。

これまでは、社長から各店舗・各部署へ施策を伝え、それを現場で実行するという、いわゆるトップダウン型の進め方が中心でした。

それが現在では、

「各店舗・各部署が自分たちで施策を考える」
↓
「社長に提案する」
↓
「決裁を受けて実行する」

という流れへと変わってきています。

「言われたことをやる」から、
「自分たちで考えて、提案して、実行する」へ。

この変化は、日々の店舗オペレーションにも表れています。


たとえば、
「接客を頑張ろう」
という抽象的な目標ではなく、

「1日に何人のお客様へお声かけするのか」
という具体的な行動目標を設定し、

その数をどう測るのか、どう振り返るのかまで、
現場で仕組みとしてつくっていく。

そんな動きが、各店舗で生まれています。


そして、数字にも変化がありました。

期首の単月売上では、ここ数年で初めて全店舗が前年をクリア。
全社平均では前年比122%で着地し、一昨年比でも109%となりました。

もちろん、この数字をすべて私たちのコーチングによる成果だとは考えていません。

売上には、季節や市場環境、商品、店舗ごとの状況など、さまざまな要因があります。

ただ、私たちが関わる中で、
「現場の人たちが、自分たちで考えて動く」
という組織の変化が生まれていること。
そして、その変化が日々の行動や数字にも表れ始めていること。

そこには、私たちも大きな意味を感じています。

そして何より嬉しかったのは、
「このコーチングを、これからも続けてほしい」
という声を、店長の皆様から直接いただいたことでした。

現在も、継続して伴走させていただくことを検討していただいています。

組織も、事業も、
一気に変わるものではありません。

一人ひとりが、

「自分はどうしたいのか」
「自分たちの店舗・部署を、どうしていきたいのか」
を考える。

それを言葉にする。
誰かに伝える。
実際にやってみる。
うまくいかなければ、また考える。

その小さな積み重ねが、
少しずつ組織の文化を変えていく。

私たちは、組織に対しても、
そんな「一歩」の積み重ねを伴走していきたいと思っています。

数字にならない「一歩」もあります。

そして、私たちが大切にしているのは、こうした数字だけではありません。

・初めて営業の電話をかけた。
・ずっと後回しにしていた発信を始めた。
・初めて価格を上げた。
・やりたかったサービスを形にした。
・「これはやらない」と決めた。
・一人で抱えていた悩みを、初めて誰かに相談した。
・事業を始めることを決めた。
・逆に、「今は、この事業をやらない」と決めた。


こういうことも、私たちは立派な「一歩」だと思っています。

なぜなら、事業を前に進めるということは、必ずしも「売上を増やすこと」だけではないからです。

自分が本当に進みたい方向に向かって、
自分で考えて、自分で決めて、自分で一歩を踏み出す。
その積み重ねが、事業をつくっていく。

私たちは、そんな瞬間に立ち会えることが、
この仕事の一番の面白さだと思っています。

もちろん、すべての人が、毎回「できました!」となるわけではありません。

決めたことができないこともある。
気持ちが落ち込むこともある。
一度進んだと思ったら、また戻ることもある。

それでいいと思っています。

大切なのは、

「じゃあ、次はどうしようか」

と、また一緒に考えられること。

その人の歩幅が小さくなったら、私たちも歩幅を合わせる。
立ち止まったら、一緒に立ち止まる。
そして、また歩き出せそうになったら、一緒に歩き出す。

私たちが提供したいのは、「成功するための正解」ではありません。

その人が、自分の事業を自分の足で前に進めていくための、

「次の一歩」です。

これまで、たくさんの「一歩」を一緒につくってきました。
そして、これからもきっと、いろんな「一歩」に出会っていくと思います。

その一つひとつを、私たちは大切にしていきたいと思っています。