03|私たちが「夫婦」でやる理由。
「なんで夫婦で仕事をしているんですか?」
これは、私たちがよく聞かれる質問のひとつです。
たしかに、夫婦で一緒に仕事をするって、少し珍しいのかもしれません。
家でも一緒。
仕事でも一緒。
一日の中で顔を合わせる時間は、たぶん普通の夫婦より長いです。笑

もちろん、良いことばかりではありません。
仕事のことで意見がぶつかることもあるし、
「それは違うんじゃない?」
と、お互いに遠慮なく言うこともあります。
仕事がうまくいかないときには、その空気を家に持ち帰ってしまうことだってあります。
それでも私たちが夫婦で仕事をしているのは、
「二人だからこそ見えるものがある」
と思っているからです。
私たちは、考え方も得意なことも、結構違います。
夫は、事業の方向性を考えたり、物事を整理したり、組織や人の関係性を見たりするのが得意です。
一方で妻は、人との距離感や、その人が言葉にできていないことを感じ取ったり、実際の場で必要なことを形にしていったりすることが得意です。
もちろん、これはあくまで私たち自身が感じているそれぞれの特徴ですが、
一人で考えていたら「こうだ」と思っていたことも、二人で話してみると、
「ん?ちょっと待って。こっちの方がいいんじゃない?」
となることがあります。
それが、私たちにとってすごく大切なんです。
伴走している方について話すときも同じです。
夫が「ここがポイントなんじゃないかな」と感じたことを、
妻が聞いて、「私はちょっと違うように感じた」と言うことがあります。
逆もあります。
そこで二人で話す。
すると、一人では見えていなかった、その人の別の一面が見えてくることがあります。
私たちは、これをとても大切にしています。
なぜなら、事業をしている人は、どうしても一人で考える時間が多いからです。
「これでいいのかな」
「この方向で合っているのかな」
「もっとこうしたほうがいいんじゃないか」
そんなことを、毎日のように自分自身に問いかける。
そして、一人で考えているうちに、どんどん迷ってしまう。
だからこそ、「自分とは違う視点を持った誰かと話す」ことには、
大きな意味があると思っています。
私たち自身が、夫婦という関係の中でそれを何度も経験してきました。
自分一人では出てこなかったアイデア。
自分では気づかなかった違和感。
「本当はどうしたいの?」と問い直してもらったこと。
そして、ときには「それ、やってみたら?」と背中を押してもらったこと。
そういうものの積み重ねで、私たち自身も少しずつ前に進んできました。
だから私たちは、
「夫婦だから二人でやっています」というより、
「一人では見えないものを、二人で見つけながら進んできたからこそ、今の仕事がある」
と思っています。
そして、それは私たちだけに限った話ではないと思っています。
夫婦でもいい。
友人でもいい。
仲間でもいい。
誰か一人でも、自分のことを一緒に考えてくれる人がいる。
それだけで、事業の進み方はきっと変わる。
私たちは、そんな存在がもっと身近にあっていいと思っています。
だから、私たちは夫婦でこの仕事をしています。
一人で答えを出すのではなく、二人で考える。
必要なら、誰かの力も借りる。
そして、また一歩進む。
私たち自身がそうやって進んできたように、
誰かの「一歩」の隣にいられる二人でありたいと思っています。
